ナイガイ株式会社

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  • 2026年05月10日

卸売倉庫の出荷を止めない!自動梱包を実現する現場設計と機械化の進め方

飲料ケースや加工食品の段ボールがパレットに積み上げられた卸売倉庫の保管エリア

多品種を扱う卸売業の倉庫では、ピッキング後の梱包が“最後のボトルネック”になりがちです。商品サイズがバラバラで、箱サイズ選定・箱作り・封函・バンド掛け・パレット積みまで工程が長いほど、出荷遅延やミスが増えます。だからこそ、単体機の導入だけでなく、現場に合わせた自動化(機械化)を前提にした「出荷・梱包のシステムライン機」設計が重要になります。


なぜ卸売倉庫ほど、梱包・出荷が限界になりやすいのか?

卸売倉庫の梱包・出荷でよく起きるのは、「人が頑張って回す」前提の作業設計です。サイズ混在のため箱作り(製函)と封函が追いつかず、ピーク時にテープ貼り・緩衝材投入・伝票貼りが滞留します。さらに、重いケース品はバンド締めやパレット固定が属人化し、荷崩れクレームや積み直しが発生。結果として、残業増・誤出荷・品質ばらつきが連鎖します。改善には、工程を分解して“機械が得意な作業”から置き換える視点が欠かせません。

出荷波動に負けない!“工程分解×全自動化”でつくるシステムラインの現実解

具体例①:小物雑貨(文具・日用品・化粧品など)——「出荷ピーク時の滞留と人員不足」

文具や化粧品、生活雑貨など小物商品が並んだ梱包作業台

1箱あたりの点数(数量)が少なく、箱替え・緩衝材・封函の回数が膨大になりがちです。SKUが膨大な小物雑貨エリアでは、注文ごとに中身の組み合わせが異なるため、作業者がその都度「どのサイズの段ボールが最適か」を頭で判断しなければなりません。さらに出荷波動の吸収が難しく、夕方の出荷締め切り前などのピーク時には、箱の組み立てや手作業でのテープ貼りが物理的に追いつかなくなります。梱包台が増えるほど人も必要になり、現場の人手不足を加速させる悪循環に陥るのが大きな課題です。

解決方法:製函・ランダム封函の高速自動同期により、作業者の「判断」と「サイズ調整の手間」を完全に排除する

作業者の「判断」と「手作業」を排除し、ハイスループットに特化した一気通貫のラインを構築します。ラインの起点に「全自動製函機」を配置して安定品質の空箱を自動供給し、作業員がピッキング・箱詰めと緩衝材投入を行います。そこからコンベアで流れてくる箱に対し、「ランダム型封函機」がサイズ(幅・高さ)を自動検知してリアルタイムに封函。その後、重量測定を行う「ウェイトチェッカー」、宛名ラベルを貼る「ラベラー」を通り、仕上げに「全自動梱包機」へインライン搬送してPPバンド掛けを高速で実行します。これにより、作業者が一切の判断を挟むことなく出荷ケースが次々と仕上がり、スムーズに出荷エリアへ移動して配送車両へ積み込めます。

具体例②:ケース品飲料・食品(缶・瓶・ペット・加工食品など)——「重い・滑る・崩れる」

ミネラルウォーターや缶詰、ジュースなどケース品飲料・食品の段ボール

ケース品は、重さと慣性で荷崩れが起こりやすく、梱包よりも“パレット単位の固定”が出荷品質を左右します。滑りやすい缶や重量のあるペットボトル段ボールは、輸送中の縦揺れや横Gによって簡単に荷崩れを起こすリスクを抱えており、パレット固定の強度が命取りになります。しかし、手巻きストレッチは作業者負担が大きく、体力を激しく消耗するだけでなく、人による「巻きムラ」がそのまま配送事故につながります。また、ピッキングから検品、梱包、パレット積みの各エリアが現場に点在していると、重量物を運ぶ台車移動やフォークリフトの交差動線が増えてしまい、移動のタイムロスが生じるだけでなく安全面でも大きな危険を伴います。

解決方法:結束からパレット包装までを一本化し、現場の「重労働」と「移動のムダ」を根絶する

単体ケースの製造からパレットの最終包装まで、別ラインをパレタイザーでつなぎ、重労働と移動のムダを完全に根絶します。製函から、作業員による箱詰め、封函、ウェイトチェッカー、ラベラー、そしてケース単体への「全自動梱包機」によるPPバンド掛けまでは自動コンベア上で完了させます。ここでパレタイザーによるパレット積み作業が発生するのが普通です。ラインの終端に「パレタイザー(積付ロボット)」を配置し、流れてきたケースをロボットがピックアップして、別ラインに置かれた規定サイズのパレット上へ整列させながら自動で段積みします。段積みされた貨物はそのまま「全自動ストレッチ包装機」へとシームレスに連動。デジタル設定された均一なテンションでパレットごとフィルム巻きすることで、輸送中の振動に負けない強固なパレット荷姿を一気通貫で完成させ、フォークリフトでトラックへ安全に搬入できます。

具体例③:機械部品・補修部材(ベアリング・ボルト・工具・配管部材など)——「重量物による箱の破損と作業負荷」

ベアリングやボルト・ナット、工具などの機械部品と補修部材

金属部品などは箱単体の重量が非常に重く、手作業でのテープ貼りでは圧着不足による剥がれや、搬送時・持ち上げた瞬間に底抜けや箱の変形が起こるリスクをはらんでいます。製品の密度が高く重量が集中するため、一般的な手作業の封函では輸送中の振動で段ボールの結合部が裂けやすく、最悪の場合は配送中やドライバーが持ち上げた瞬間に高精度な金属部品が落下して破損する重大な事故を招きかねません。これらを防ぐために緩衝材の過剰な投入や、テープの十字貼りといった手作業の手間が増え、仕上げ工程全体の作業負荷を高めて出荷ラインの深刻な滞留を生み出す要因となっています。

解決方法:高精度な封函圧着と強固な自動底締めを直結し、重量物の「底抜け・歪み」を鉄壁に防ぐ

まず「製封函機」により、手作業では真似できない一定の強いテンションで正確にテープを圧着し、重量負荷による箱の歪みを徹底的に抑え込みます。ケース単体での検品・ラベラー・PPバンド補強を経て、コンベアの先にある「パレタイザー」へ搬送。ロボットが重量物ケースを安全にパレット上へ段積み・整列させた後、ラインは「全自動パレット中通しPP/PET全自動梱包機」へとつながります。この機械により、段積みされた重い貨物をパレットをPPやPETバンドで貫通させて強固に結束。作業者が重量物を持ち上げる危険な動作を一切排除しながら、底抜けや荷崩れをシャットアウトする堅牢な出荷ラインが完了します。


自動化は“設備”ではなく“出荷品質とスループット”への投資。ナイガイで最短ルートを描く

ナイガイ株式会社のシステムライン機

卸売倉庫の自動梱包を成功させる鍵は、単に部分的な機械を点在させることではなく、商材の特性や現場のボトルネックを見極めて一つの「システムライン機」として統合・同期させることにあります。製封函機で箱作りと封函を安定させ、全自動梱包機で荷姿を強固に標準化し、包装機や搬送コンベアとシームレスに同期させた全自動ラインを構築することこそが、出荷遅延や人的ミスをゼロにする確実なアプローチです。

ナイガイ株式会社は、粘着テープ仕様で最大10ケース/分の安定製函を誇る全自動製函機、フラップの折り込みから幅・高さを自動調整するランダム型封函機、タッチスクリーンで複数メモリー可能なパレットストレッチ包装機など、現場の課題に応じた高性能な自動機ラインを提供しています。個々のお客様の出荷量やパレット比率といったデータを整理し、単体導入にとどまらないシステムライン全体のトータルな省力化・自動化を一気通貫でご提案します。導入後も手厚い技術サポート体制を整えていますので、攻めの現場改革へ向けて、ぜひお気軽にご相談ください。

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