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  • 2026年05月24日

冷凍食品のケース梱包、自動化できる?人手不足でも出荷が回る“現場向けライン設計”

出荷場で段ボールに箱詰めされた冷凍食品のケース

冷凍食品の出荷・梱包は、単に箱へ入れてテープを貼るだけの作業ではありません。品温管理のためにスピードが求められ、冷凍庫から出した瞬間に結露が始まり、段ボールが湿って腰が弱くなることもあります。さらに、冷凍品は滑りやすく重量もあり、手作業の梱包は姿勢負担が大きい一方、現場の人手不足は深刻化しています。このような過酷な環境下で人手に頼った運用を続けると、梱包品質のばらつきや誤出荷、慢性的な残業の発生、そして新人教育の手間の増加といった課題が同時に噴出してしまいます。そのため、現在の食品加工や飲食業の現場においては、属人的な能力に依存するのではなく、全自動の機器を組み合わせた工程全体のライン設計によって作業のムラを吸収し、安定した出荷体制を構築することが急務となっています。


人手を増やしても回らない理由:梱包・出荷が属人化する原因

冷凍食品を扱う飲食業・食品加工の現場では、出荷量の波が激しい一方で、梱包工程は人に依存しやすいという特徴があります。結露で資材が湿るとテープの貼り付きが悪くなり、製封函の品質が作業者の腕に左右されます。重い箱を持ち上げる動作が多い現場ほど、腰や手首の負担が蓄積し、作業者の入れ替わりも起きやすくなります。さらに、段積みの高さやパレット積みの型が曖昧だと、荷姿の安定化のために十字掛けやキの字掛けといった結束方法を経験で判断することになり、熟練者に作業が集中します。結果として、新人はスピードが出ず、ベテランは疲弊し、繁忙期だけ残業が増える構造が固定化します。ここを崩すには、梱包を「人の能力」ではなく「工程の設計」で支えることが必要で、システムライン機を用いて、作業のばらつきを機械で吸収する発想が重要になります。

冷凍食品のケース梱包は“つなげ方”で決まる:システムライン機×全自動梱包機の組み立て術

具体例①:冷凍肉・冷凍魚のブロック品(重量物)をケース梱包する

段ボールに詰められた冷凍肉と冷凍魚のブロック品

冷凍された肉のブロック品といった重量物を取り扱う現場では、箱詰めされたケースを移動させたり持ち上げたりする回数が増えるほど、作業者の身体的負担が限界に達しやすくなります。これが原因で腰痛やケガのリスクが跳ね上がり、現場での突発的な欠勤や離職率の上昇を招く深刻な要因となっています。重量物の梱包は、手作業でテープ留めを行うと圧着にムラが出やすくなります。また、パレットへの積み付けを手作業で行う場合、重量ゆえに段積みの高さやバランスを均一に保つことが難しく、運送トラックへの積み込み作業そのものにも多大な時間と危険が伴う点が現場の大きな足枷となっています。

解決方法:作業者の重労働を撤廃し箱の強度を高めるパレット中通し全自動結束システム

重量物の梱包における安全確保と強度の均一化を両立するためには、作業者がケースを直接持ち上げない出荷動線を描くシステムラインが最適です。自動化ラインの始点に設置された製函機で確実に組み立てられた箱へ商品を投入した後、封函機が強力かつ均一に天面を封じることで、重量に耐えうる強固なケースへと仕上げます。通過するケースはウェイトチェッカーでの正確な重量測定を経て、自動ラベラーによって識別ラベルが貼られた後、全自動梱包機により最初のPPバンド結束が行われてケースの変形を未然に防止します。

梱包を終えたケースはコンベヤを通じて直接パレタイザーへと搬送され、ロボットアームが所定のパレット上へ自動で段積みを行います。手作業による持ち上げ動作を一切排除した状態で段積みが完了した後、ラインは全自動パレット中通しPP全自動梱包機へとつながります。この装置は、段積みされた貨物をパレットごと貫通するようにPPバンドやPETバンドで一気に結束するため、フィルム包装を行わなくてもケースとパレットが完全に一体化し、フォークリフトでのトラック搬入や輸送時の激しい振動にも耐える強固な荷姿を全自動で作り出すことが可能となります。

具体例②:冷凍麺・冷凍パンなど“長尺ケース”を定期出荷する

長尺の段ボールケースに詰められた冷凍麺

冷凍麺や冷凍パンの出荷に汎用される長尺の段ボールケースは、その特殊な形状ゆえに手作業での扱いが非常に困難です。手作業で封函を行う場合、長い距離にわたって腕を伸ばし、不自然な前傾姿勢を続けながらテープを貼る必要があるため、作業者の疲労蓄積が激しく、作業効率の低下やテープの蛇行、圧着不足による封函不良を招きやすくなります。また、長尺ケースは搬送中に中央部分がたわみやすく、一般的なテープ封函だけでは十分な強度を維持できないため、箱の歪みや角潰れといった変形リスクが常に付きまといます。さらに、パレットへ段積みする際にも形状の特性上、積みパターンが不安定になりやすく、輸送中の荷崩れや商品の荷傷みといった品質事故のリスクが大きな懸念点となっています。

解決方法:特殊形状の歪みを防ぐ!パレット結束までを自動化する長尺専用高強度システム

長尺ケース特有のたわみリスクと過酷な姿勢負担を解消するためには、ケース自体の補強とパレットの一体結束を組み込んだ全自動システムラインの設計が有効です。ラインの始点では、長尺サイズに対応した自動製函機が歪みのない箱を正確に立ち上げ、作業員は無理のない姿勢で冷凍麺やパンをスムーズに箱詰めします。その後、ケースは自動封函機へと流れ、一定のテンポと均一な圧力でフラップが閉じられて正確にテープが施されます。ウェイトチェッカーと自動ラベラーを通過した長尺ケースは、続いて全自動梱包機へと搬送され、PPバンドが最適なテンションで掛けられることで、ケース自体のたわみや変形を強力に抑制します。

単体ケースとしての包装が完了した後は、ロボットパレタイザーが稼働するラインへと送られ、崩れにくい最適なパターンでパレット上へ自動で段積みされます。そしてこのラインのハイライトとして、段積みされた貨物をパレットごと結束する「全自動パレット中通しPP全自動梱包機」へと搬送されます。この装置がパレットの差込口にバンドを通し、貨物全体をパレットと一体化させて強力に結束することで、長尺ケース特有のねじれやズレを完全に封じ込めます。これにより、長距離輸送でもびくともしない圧倒的な安定性が実現します。

具体例③:冷凍スイーツ・アイスの大口定期・直行便出荷

発泡ケースに並べた冷凍スイーツとアイス

小売店や配送拠点へ向けて毎日大量に送り出される定番冷凍スイーツやアイスの出荷では、一分一秒を争う品温管理と、配送先ごとの正確な仕分けが極めて重要になります。特にスイーツ類は外装の凹みや傷が商品価値を大きく落とすため、丁寧かつ迅速な取り扱いが求められます。しかし、手作業で箱組み立て、詰め込み、封函、宛名ラベル貼りを連続して行う現場では、繁忙期に作業スピードが追いつかず出荷遅延のリスクが高まるだけでなく、目視による宛名ラベルの貼り間違いや、同梱ミスといった出荷事故がどうしても発生しやすくなります。

解決方法:検品から宛名貼り・全自動バンド掛けまでを高速化する直行ライン

パレット単位ではなく、ケース単位で配送車両にそのまま積み込むバラ出荷スタイルの現場には、パレット包装工程を挟まずに出荷エリアへダイレクトに繋ぐ全自動システムラインが効果を発揮します。このラインでは、まず自動製函機から供給されたケースへ作業員が迅速に商品を投入し、すぐさま自動封函機へ送り込みます。封函直後に配置されたウェイトチェッカーが、アイスやスイーツの個数不足や異物混入を重量から瞬時に判定し、合格したケースのみが自動ラベラーへと進み、配送先の宛名ラベルが寸分の狂いもなく正確な位置へ自動貼付されます。

その後、ラインに組み込まれた全自動梱包機が高速でPPバンド掛けを行うことで、ケースの蓋や底面が配送中に不意に開いてしまうリスクを徹底的に排除します。最終的にケースはそのままコンベヤで出荷エリアへと滑らかに移動し、作業員は到着した完璧な荷姿のケースをそのまま配送用車両へと積み込むだけで作業が完了します。検品から梱包・ラベル貼りまでが一本の全自動ラインで完結するため、作業者は品温管理を意識した手詰めに集中でき、出荷ミスと遅延を同時に防ぐことができます。


全自動システムラインの構築ならナイガイ株式会社へ

ナイガイ株式会社のシステムライン機

冷凍食品の梱包・出荷における自動化は、単一の機械を導入する部分最適にとどまらず、現場の課題や製品特性、発送形態に応じた「全自動システムライン」の全体設計を行うことこそが成功への最短ルートです。

ナイガイ株式会社では、高性能な自動製函機や自動封函機、ウェイトチェッカー、自動ラベラー、そして強固な結束を誇る全自動梱包機やロボットパレタイザー、全自動ストレッチ包装機にいたるまで、多彩な機器をラインナップしています。これらを高度に組み合わせ、お客様それぞれの出荷量、製品形状、輸送形態、工場のスペース条件に完全に合致した、最適な全自動システムラインをご提案いたします。

人手不足に悩まされることなく、常に安定した品質とスピードで出荷が回り続ける未来の現場づくりを、ナイガイ株式会社が強力にサポートいたします。現在の出荷課題やライン設計のご相談など、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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