ナイガイ株式会社

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  • 2026年06月03日

季節労働者でも回せる「梱包・出荷の全自動化」農業・林業に効く全自動ラインとは?

農業倉庫の出荷場でパレットに積まれた米や飼料の紙袋

農業や林業の現場は、繁忙期に出荷量が一気に跳ね上がり、季節労働者の比率も高くなります。ところが梱包と出荷は、箱作りから箱詰め、封函、ラベリング、段積み、パレット化、固定、そして出荷へと多くの工程が連なっており、少しでもどこかで詰まりが出ると全体がストップしてしまいます。教育時間を十分に取れないまま短期スタッフが増えると、テープの貼り方やバンドの締め具合、ラベルの位置などが人によってバラつき、品質とスピードが同時に落ちてしまうのが実情です。

そこで重要になるのが、個々の作業員の手際に頼るのをやめ、全自動梱包機を中心に据えたシステムラインを構築することです。「誰でも同じ手順で作業できる状態」を仕組みによって先回りして作ることが、現場を安定させる現実解になります。製函機、封函機、ラベラー、全自動梱包機、パレタイザーなどを必要な箇所に組み合わせ、現場に合わせた全自動システムラインを設計することで、人が入れ替わっても止まらない出荷体制が実現します。


現場でよく起きる「詰まる・遅れる・品質が揺れる」の正体

梱包・出荷のよくある悩みは、作業が属人化しやすい点にあります。箱作りが手作業だと形状が歪みやすく、封函のテープ位置や長さが人で変わります。ラベリングも貼る位置が揃わないと後々の照合が遅れ、貼り間違いが誤出荷につながることもあります。さらに繁忙期は置き場が足りず動線が崩れ、コンベヤが無いことで手運びが増え、疲労とミスが連鎖します。

結束や段積みは特に慣れが必要な工程であり、短期スタッフが増えるほど品質が落ちやすくなります。結果として、出荷締切に追われるほど手戻りが増えてラインが止まるという悪循環が発生します。この悪循環を断ち切るためには、単体の機械をただ導入するのではなく、工程をスムーズに繋ぐシステムラインの視点が不可欠です。

扱う商材別に“全自動システムライン”を設計する

具体例①:葉物野菜・ハーブ類

コンベヤに並ぶ葉物野菜やハーブを詰めた出荷用容器

葉物野菜やハーブの出荷では、繁忙期に同一規格の軽量ケースが大量かつ高速で流れるため、スピードと正確性の両立が求められます。手作業で製函や封函、ラベリングを行っていると、処理が追いつかないだけでなく、テープの剥がれやラベルのズレが発生しやすくなります。さらに、手作業でのバンド掛けは締め付けの強さにバラつきが出やすく、締め方が緩ければ輸送中に荷崩れし、強すぎれば軽量な箱が潰れて中身の品質を損ねるという課題があります。短期の季節労働者が多い現場では、これらを正確に行うための教育時間が十分に取れず、出荷直前のラインが完全にボトルネック化してしまいます。

解決方法:製函から全自動梱包までを直線でつなぐ高速ワンウェイライン

この課題を解決するために、資材の組み立てから最終梱包までをコンベヤで一気通貫させる全自動システムラインの導入を提案します。まず、製函機が段ボールを正確な形状に自動で組み立て、底面を均一にテープ処理してラインへ流します。作業員は流れてきた箱に製品をピッキングして詰めるだけの単純作業に集中できるため、慣れない季節労働者でも初日から迷わず高い生産性を発揮できます。

箱詰めされたケースはそのまま自動で封函機へと送られ、上面のフラップが狂いなく閉じられて正確にテープが貼られます。続いてウェイトチェッカーで重量の自動測定を行い、入れ間違いや数量不足を瞬時に検知した上で、ラベラーが指定の定位置へ正確に宛名ラベルを貼り付けます。ラインの最終工程には全自動梱包機を配置し、設定された最適なテンションでPPバンド掛けを実行します。これにより、箱を潰すことも緩むこともない理想的な結束が自動で完了し、作業員は配送用車両へケースを迅速に積み込むだけで済むようになります。

具体例②:米・麦・豆類(袋物)

棚に並ぶコシヒカリの米袋と収穫した稲穂

米や麦、豆類といった重量物ケースの出荷現場では、反復される重労働が作業員の定着を阻む大きな要因となっています。重量があるため、手作業による封函ではテープの粘着や強度が不足しやすく、持ち上げた瞬間に底が抜けるリスクが常につきまとうほか、過剰にテープを貼れば資材コストの無駄になり、作業時間も伸びてしまいます。また、出荷直前のPPバンド掛けにおいて、重量物に耐える締め具合を初心者が手作業で均一に調整するのは非常に困難です。何より、これらの重量ケースをパレットへ手作業で段積みする工程は腰への負担が極めて重く、繁忙期のピーク時には作業員の疲労がピークに達して作業速度の低下が連鎖する悪循環に陥ります。

解決方法:重量負荷をゼロ化しパレット輸送を最適化する全自動一貫ライン

重量物ならではの肉体的負荷と品質のバラつきを排除するため、搬送からパレット化までをロボットと自動機で繋ぐシステムラインが真価を発揮します。自動化された製函機と封函機をラインに組み込むことで、重量物に耐えうる必要十分な強度のテープ処理を一定のクオリティで安定して行えるようになり、資材ロスも最小限に抑えられます。ケースに詰められた貨物はコンベヤを経由し、ウェイトチェッカーによる重量確認とラベラーによる正確な表示貼付を経て、全自動梱包機へ搬入されます。

ここで設定を固定した頑丈なPPバンド掛けが瞬時に施され、輸送中の荷崩れを防ぐ強固なケースが完成します。この梱包ラインの直後には、パレタイザーを配置します。ラインから流れてきたケースをパレタイザーが自動でピックアップし、別ラインに設置された規定サイズのパレット上へ、正確なパターンで整列させながら自動で段積みしていきます。最後に、段積みされた貨物をパレットごと全自動ストレッチ包装機へ送り込み、均一なテンションでフィルム巻きを行うことで、手巻きのような巻きムラのない極めて強固で安全なパレット貨物が、人の手を一切介さずに完成します。

具体例③:木材加工品(薪・木材チップ・木質ペレットなど)

ストレッチ包装されてパレットに積まれた薪

薪や木材チップ、木質ペレットといった林業系の木材加工品は、袋詰めされた状態で大量に出荷されることが多い商材です。これらの袋物は中身が流動的で形状が不安定なため、パレットへ段積みする際に少しでも向きやパターンのバランスが崩れると、パレット全体が大きく歪んでしまいます。手作業で積み付けを行うと人によって組み方が変わり、どれだけ注意しても輸送中に荷崩れを起こしやすい荷姿になりがちです。また、フォークリフトでの運搬や長距離トラックでの輸送に耐えるためには、パレットと貨物全体を完全に一体化させて固定する必要がありますが、手作業でのバンド結束ではパレットの差込口にバンドを通す作業そのものが非常に煩雑で、繁忙期の出荷スピードを著しく低下させる要因となっていました。

解決方法:段積み装置で“積み方の型”を作り、季節労働者でも崩れにくい荷姿にする

形状が歪みやすい袋物の出荷能力を人手から切り離し、輸送品質を担保するためには、パレット結束に特化した全自動システムラインの構築がベストな選択肢となります。まず、袋詰めされた製品はコンベヤで搬送され、重量チェックと正確なラベリングを経てパレタイザーへと送り込まれます。パレタイザーが流動的な袋物を最適な積み方の型で正確にパレット上へ整列段積みしていくため、初心者による手積みのような面の乱れや歪みが一切発生しません。

そして、このシステムラインの核心となるのが、段積み完了後に直結する全自動パレット中通しPP梱包機の導入です。この装置は、パレットの下部にある差込口に自動でバンドを差し通し、段積みされた貨物全体をパレットごとPPバンドやPETバンドで結束し固定させます。ストレッチフィルムの表面的な巻き付けだけでは防ぎきれない、袋物特有の内部からの荷崩れや荷滑りを根本からシャットアウトし、屋外保管や過酷な長距離輸送にも耐え得る出荷荷姿を全自動で実現します。


全自動で「標準化」と「流れ」を先に作るのが、季節労働者運用の最短ルート

ナイガイ株式会社のシステムライン機

季節労働者が頻繁に入れ替わる農業・林業の出荷現場において、作業品質を人の習熟に頼るのは限界があります。目指すべきは、誰がラインに立っても同じスピードと最高の品質で出荷が完了する「仕組みによる標準化」です。製函機、封函機、ウェイトチェッカー、ラベラー、そしてラインの要となる全自動梱包機。これらをコンベヤで結び、現場の荷姿や輸送方法に応じてパレタイザーやストレッチ包装機、中通し梱包機を最適に組み合わせた出荷・梱包システムライン機こそが、繁忙期を乗り切る最大の武器となります。

ナイガイ株式会社では、単体の梱包機を販売するだけでなく、お客様の現在の梱包・出荷フロー、繁忙期の具体的な出荷量、荷姿に合わせて、無理のない全自動システムラインの導入設計をトータルでご提案しています。どの工程が全体のボトルネックになっているのかを一緒に棚卸しし、最小の構成で最大の投資対効果を生むラインを構築することが可能です。自動化への第一歩として、まずは現状の課題や出荷数量の目安を共有いただき、最適なライン設計のご相談から始めてみてはいかがでしょうか。

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